リハビリテーション
当クリニックのリハビリ機器
- メドマー
- 空気圧式マッサージ器で、ブーツのように履いたり、腕に装着したりすることでマッサージが受けられる機器です。多くの方は、整形外科のリハビリルームなどでご覧になっていることと思いますが、もともとは、静脈血栓・血管閉塞予防のために用いられている医療機器で、足に着用すれば下肢静脈血の還流を促進させる効果があるのです。当院でも、血流の改善などの効果が見込まれることから、リハビリテーションの中の物理療法のひとつとして取り入れています。
- ホットリズミー
- 暖かいパックを背中や腰などにあてて使用します。
温めながら患部をほぐし、神経深部にリズミカルな振動を送ることで麻痺などの症状を緩和します。 - ウォーターベッド
- ベッド型の全身マッサージ器です。ハイパーノズルより発生する水圧振動刺激は、深部筋、深筋膜に作用し、筋膜リリースとリンパドレナージュを促します。
当クリニックの主なリハビリテーション対象疾患
神経難病
神経難病とは、はっきりした原因や治療法がまだ分かっていない病気を指します。代表的なものとして、パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症、脊髄小脳変性症、多発性硬化症、重症筋無力症、進行性核上性麻痺などがあります。 起立・歩行訓練など、患者様の状態や生活目標に合わせたリハビリテーションを実施しております。
歩行障害
歩き方に抑制できない異常がみられるのが歩行障害です。
歩行障害には様々な症状がみられます。パーキンソン病の患者様によくみられますのが、前傾姿勢で小刻みに歩行するパーキンソン歩行です。また、小脳、前庭神経障害が原因で酩酊様歩行がみられる運動失調性歩行、などがあります。当院では、歩行障害のパターン、あるいは動きや部位などを確認しながら鑑別し、問診と診察などで診断いたします。
腰痛
腰痛では、整形外科を受診するケースが多いと思いますが、整形外科は骨や軟骨、関節の専門科であるのに対し、脳神経科は、脳や脊髄、末梢神経を扱う専門科です。
そのため、当院では腰痛がどの神経の障害によるのかを診察するのが中心になります。ご受診の際は、腰がどのように痛いか、どんな時に痛むか、また腰以外にどこが痛いかなどについて、できるだけ詳しくお伝えいただけると原因を突き止めやすくなります。
肩関節痛
一口に肩関節痛と言いましても、その病状は様々です。一般的に思い浮かべる症状と言えば四十肩および五十肩の肩関節周囲炎でしょうし、肩の痛みであれば整形外科で受診するという方も多いかと思います。
しかし、単なる肩こりかなと思っていても、そこから発せられる病状は様々で、肩関節疾患であるほかに、高血圧や頭蓋内疾患、眼疾患といったことが原因で症状が出ることもあります。当院でも、問診と診察などで、肩関節痛の原因を診断いたします。