がんのリスク検査(自費検査)
マイクロアレイ検査
消化器(胆道・胃・大腸・膵臓)のがんを遺伝子レベルで同時に判定できる血液検査です。
マイクロアレイとは、がんなどの異物に対する体の反応を遺伝子レベルでの測定をする技術です。特に消化器のがんに対して9割の高い感度を示しています。
検査の手順
- 約5mlの採血で検査が可能です。
- 2~3週間後に検査結果をお伝えします。
AICS(アミノインデックス)
AICS(アミノインデックスがんリスクスクリーニング)とは?
血液中のアミノ酸濃度を測定し、健康な人とがんである人のアミノ酸濃度バランスの違いを統計的に解析することで、現在、がんであるリスクを評価する新しい検査です。
健康な人の血液中のアミノ酸濃度は、それぞれ一定に保たれるようにコントロールされていますが、さまざまな病気になると、一定に保たれている血液中のアミノ酸濃度のバランスが変化することが分かっています。この性質を応用したのがAICSです。
AICSの検査対象となるがん
男性では胃がん、肺がん、大腸がん、膵臓がん、前立腺がんの合計5種のがんに対するリスクを評価します。
女性では胃がん、肺がん、大腸がん、膵臓がん、乳がん、子宮がん・卵巣がんの合計6種のがんに対するリスクを評価します(子宮がん・卵巣がんについては、子宮頸がん、子宮体がん、卵巣がんのいずれかのがんであるリスクを評価することはできますが、それぞれのがんのリスクについて区別することはできません)
AICSの対象者
下記年齢の日本人(妊娠されている方を除く)を対象として開発された検査です。
検査時に妊娠されている方、授乳中の方、がん患者(治療中を含む)の方、先天性代謝異常の方、透析患者の方は、AICS値に影響がありますので検査は受けられません。
※各がん種の評価対象年齢は、一部受診対象年齢と異なります。表中の「がん種別評価対象年齢」以外の方のAICS値は評価対象外となります。
検査項目
検査項目名称 | 受診対象年齢 | 評価対象がん | がん種別評価対象年齢 |
---|---|---|---|
男性AICS [5種] |
25歳~90歳 | 胃がん、肺がん、大腸がん、膵臓がん | 25歳~90歳 |
前立腺がん | 40歳~90歳 | ||
女性AICS [6種] |
20歳~90歳 | 胃がん、肺がん、大腸がん、乳がん、膵臓がん | 25歳~90歳 |
子宮がん・卵巣がん | 20歳~80歳 |
検査の手順
- 約5mlの採血で検査が可能です。
- 血液中のアミノ酸バランスに影響を与える可能性がありますので、検査前8時間以内に水以外(食事、サプリメント等)は接種できません。
結果について
それぞれのがん種について、がんに罹患している可能性を0.0~10.0の数値(AICS値)で報告します。
数値が高いほど、がんである可能性が高く、判断する目安として、「ランクA」「ランクB」「ランクC」の3段階で表示されます。
※AICSはがんであるかどうかを確定するものではありません。
検査にはそれぞれに長所と短所があり、いくつかの検査結果を総合的に判断することで、がんを見つけ出せる可能性が高くなると考えられます。
また、AICSは採血時のがんであるリスクを評価するもので、生涯に渡ってのリスクを評価するものではありませんので、定期的に検査することが大切です。
マイクロアレイ検査、AICS(アミノインデックス)検査は、自費診療・予約制の検査となります。
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